元々、有限会社セニアという母体となる会社があり。その会社のoemの仕事が主体となっていたため、自社商品を持っていないという状況の中で、自社商品を作りたいという思いから、最初に「レモニカ」という商品を作りました。
イカの姿フライの揚げる前の下地を作っている粉末原料を煎餅状にする工場で、イカの形をしている姿フライを、「結局、割って食べるのであれば最初から食べやすい形で商品にしてはどうか」と考えから、四角い形状にした商品が「レモニカ」という商品でした。
パッケージにもこだわり、オシャレ路線で販売してみましたが、普通のイカ天の価格帯(5枚で100円程度)に比べて高い(6枚分で300円)、また、どこの商品かも何かも分かりにくいなどといったご意見をいただき、地元のスーパーなどからは評判があまり良くありませんでした。
その後、原点に戻り、「うちってやっぱり姿フライなんだな~」と考えた時に、姿フライは全国で売られていても、それが広島の呉で作られているということはあまり知られていないのではないかと思いました(実は、姿フライに限っては100%呉で作られています)。
ということで、「呉で作っているイカ天はこれ!」ということがわかりやすい「呉イカ天」というネーミングで、取引のあるおいしいイカ天の2種類「さきイカタイプのピリ辛味」「しっとりタイプの醤油味」をセットにした商品を作りました。
2019年頃からお土産品として発売しましたが、販売開始1年ほどでコロナ禍となり、売り上げは伸びませんでした。
しかし、「瀬戸内おみやげコンクール2020(菓子・スイーツ)優秀賞」を受賞し、G7の際は、プリンスホテルの部屋のおつまみにも選ばれ、少しずつ売上も伸びるようになりました。
呉広域商工会様からご紹介いただき、エントリーをすることにしました。
「オッコニカ」という商品の種類が増えました。
呉の伝統野菜のキャベツ(広甘藍)を練りこんだ、まるごとお好み焼きなイカフライで、キャベツの甘味とお好みソースの味がマッチしたイカ天です。
おっこん(お好み焼き)とイカで「オッコニカ」とネーミングしました。
広甘藍は無農薬で作るため、3割ぐらいは商品として販売できず廃棄されるというニュースを見て、もったいないと思い、ニュースに出ていた知人の農家に連絡し、キャベツを使えることになりました。
その後、大手が作らない米粉のイカ天に挑戦するなど、幅を広げています。
東京にある広島のアンテナショップ「TAU」で扱ってもらえるようになることがが魅力的です。
実際にTAUに置かれている商品は、「イカ姿フライ」の呉イカ天と、「オッコニカ」ミニのみとなっており、3つセットではありませんが、1つの商品だけでも定番商品になっていることは、クレワン・グランプリのおかげだと感謝しています。
これが「呉のイカ天」だということをもっと知ってもらいたいと思っています。
<昔ながらの味を変えず、子どもから大人まで愛される味“極旨”>
呉のイカ天の母体は、広の「大塩するめ」というメーカーです。
そこから派生して色々なメーカーが生まれました。
サキイカなどの端材を活用するため、すりつぶして小麦粉と混ぜて煎餅状にし、姿フライが生まれたのではないかと言われています。
「レモニカ」から路線を変えて、昔ながらの雰囲気と、呉のレンガ倉庫のイメージにしました。
呉イカ天がメジャーになってきたので、新しいバージョンを考えており、近々発表予定です。
米粉バージョンでも色々な味に挑戦していきたいと思っています。